セブン＆アイ・ホールディングス（3382）傘下のそごう・西武が１日発表した３月の売上高（速報値）は百貨店24店舗の合計が前年同月比17％減だった。前年に宝飾・時計などで消費増税前の駆け込み需要があった反動が影響した。前々年との比較では0.3％増。３月の訪日外国人向けの免税売り上げは前年同月比３倍と伸びた。

阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング（8242）の３月の売上高（速報、全店ベース）は前年同月比19.4％減だった。阪急阪神百貨店の阪神本店は49.4％減と落ち込んだ。駆け込みの反動減のほか、建て替えで売り場面積が縮小したことも響いた。前々年度の比較では、３月の全体の売上高は２％増だった。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕