第42回将棋大賞の選考会が１日、東京・渋谷の将棋会館で行われ、2014年度に最も活躍した棋士に贈られる最優秀棋士賞が、羽生善治王座（名人・王位・棋聖）に決まった。羽生王座の受賞は３年ぶり20回目。

名局賞には、第62期王座戦五番勝負第５局（羽生王座対豊島将之七段）が選ばれた。斬新な指し手で定跡の進歩に貢献した棋士に贈られる升田幸三賞は「中飛車左穴熊」戦法などで相次ぎ新工夫を見せた菅井竜也六段。最優秀女流棋士賞は甲斐智美女流王位・倉敷藤花に決まった。