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[FT]南北朝鮮の統一問題、世界の地雷原になる日

作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/4/2 10:11:47 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

新たな冷戦が盛んに語られる中で、世界には冷戦が一度も終わっていない場所があることは忘れられがちだ。筆者は2週間ほど前、そんな場所の一つを訪れた。南北朝鮮を分断する非武装地帯の南側では、観光客が望遠鏡を使って北朝鮮をのぞき込む。反対側では朝鮮民主主義人民共和国と称する国の巨大な旗が風にはためいている。


南北非武装地帯(DMZ)近辺で演習中の韓国陸軍。北朝鮮は3月2日、短距離弾道ミサイルを発射した=AP


 


南北非武装地帯(DMZ)近辺で演習中の韓国陸軍。北朝鮮は3月2日、短距離弾道ミサイルを発射した=AP


1989年の欧州の冷戦終結は、朝鮮統一がすぐ後に続くとの期待を生んだ。25年たった今、その希望は疲れ果てた疑念に道を譲った。再統一が間近に迫っていると考える人はほとんどおらず、当局者らは若い韓国人が再統一という考えに興味を失っていることを心配している。


韓国と北朝鮮の1人当たり所得の差は、今や40対1に達している可能性がある。これに対し、再統一時点の西ドイツと東ドイツの差は3対1程度だった。文化的な違いは所得以上に大きいかもしれない。言語さえもが乖離(かいり)し、韓国人と北朝鮮人は時に互いを理解するのに苦しむことがある。


多少の熱意をかき立てようと、朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国政権は「再統一大当たり」について語り、北との統合は若くて安い労働力の集団を韓国経済に加えることで韓国に経済的な刺激を与える可能性があると訴えた。中国と中央アジアを通り、欧州に至る陸路が生まれる展望も潜在的な恩恵としてうたわれた。


だが、多くの韓国人は、恐らくドイツで起きたことを意識してか、統一プロセス全体がとてつもなく高くつき、破壊的なものになると感じている。


■警戒する日米中


有力な地域大国――中国、米国、日本――にも警戒する理由がある。朝鮮半島はかつて日本に占領されたことがあり、根深い敵意が残っている。再統一は韓国の1.5倍の規模を持つ7500万人国家を生み、日本と真に同格の国になるかもしれない。


中国は北朝鮮に大いに憤慨している。習近平国家主席は当てつけのようにソウルを訪問したが、まだ北朝鮮の平壌は訪れていない。それでも今日でさえ、一部の中国人は北朝鮮のことを米国の影響力に対する潜在的に有益なバッファーと見なしている。もし南北朝鮮が統一し、米国が軍事基地を維持すれば、米国は中国の国境のすぐそばに軍のプレゼンスを持つことになるからだ。


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