【モスクワ＝田中孝幸】ロシアが内戦状態にある中東のイエメンを巡って外交攻勢を強めている。４日には国連安全保障理事会に常任理事国の一員として一時停戦を求める決議案を提出。サウジアラビア軍が実施している反政府武装組織「フーシ」に対する空爆を取りやめるよう要請した。

ロシアは決議案は「避難する外国人の安全を確保するのが目的」としているが、実際はサウジの空爆に苦しむフーシを利する内容となっている。イラン…