打印本文 关闭窗口 |
||
[FT]「よそ者」で難題に挑戦 ウェバーCEO |
||
| 作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/4/7 9:46:41 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
|
|
||
去年、日本最大の製薬会社、武田薬品工業の社長に就任したとき、クリストフ・ウェバー氏はなぜこんな仕事を引き受けてしまったのかと思ったにちがいない。武田は控えめにいっても、多事多難のただなかにあった。 利益は落ち込んでいたし、ベストセラーの糖尿病治療薬「アクトス」の特許が切れかけていて、年間売り上げに40億ドル(約4800億円)の損失が生じる見込みだった。
クリストフ・ウェバー社長兼CEO その後、武田は、アクトスにぼうこうがんをひき起こす副作用があることを隠していたと判断され、米国の裁判所から60億ドル(約7200億円)の賠償金の支払いを命じられた(のちに大幅に減額された)。売り上げの落ち込みが予想され、何年もかけて痛みを伴うコスト削減が必要になっていた。 ■4月からCEOも兼務 さらにウェバー氏は、日本人ではないという重荷も背負っていた。英製薬会社大手グラクソ・スミスクライン(GSK)に20年勤めたフランス人であるウェバー氏は、外国人として初めて、1781年創業の由緒ある日本企業の経営者になった。 先週、ウェバー氏は社長と最高経営責任者(CEO)を兼務することになった。230年に及ぶ武田薬品の歴史を通じて、同氏以前に武田家以外の人物で唯一、CEOを務めたウェバー氏の前任者、長谷川閑史氏は会長職にとどまる。 停滞する国内市場への依存度が高すぎることを懸念した長谷川氏は、武田の国際化を図り、総額230億ドル(約2兆7600億円)を投じて2つの外国企業を買収した。長谷川氏は武田の株主基盤の国際化を進め、取締役会で使用される言語も英語に変えた。 昨年4月、ウェバー氏が武田にやってきたのをきっかけに、同社の経営を危ぶむ人々の忍耐は限界に達した。経営方針に異議を唱える株主のグループが取締役会に質問状を送り、武田は外国人に乗っ取られたと激しく非難したのだ。 「一部の株主が非常に不安を募らせていたのは事実」。歴史の古い東京・日本橋にある、武田の総板張りのオフィスで行われたインタビューで、ウェバー氏(48)はそう認めた。 「こうした株主は2つの点を不安視していた。一つは武田の国際化だ。武田はあまりに大きなリスクを背負っているのではないか? (スイスのジェネリック医薬品メーカーの)ナイコメッド買収は正しい選択だったのか?」。2011年、武田が137億ドル(約1兆6400億円)を投じた件について、同氏はそう述べた。「さらに、外国人が経営を引き継ぐという未知の事態に対する不安もあった」
|
||
打印本文 关闭窗口 |