打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

[FT]ソニー子会社、ハッキング後に修正した「脚本」

作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/4/20 9:01:47 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が米国企業に対する過去最悪のサイバー攻撃でまひ状態に陥ってから5カ月。同社はシカゴ市長で元ホワイトハウス首席補佐官のラーム・エマニュエル氏が世に広めた金言に従った。「深刻な危機は決して無駄にすべきでない」というものだ。


ソニーの平井一夫社長(2月18日)=AP


 


ソニーの平井一夫社長(2月18日)=AP


昨年11月、ハッカー集団がSPEのネットワークに侵入し、データを消去し、社内システムを破壊した。ハッカーたちは北朝鮮人で、攻撃は北朝鮮の指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏の暗殺計画に関するコメディー映画「ザ・インタビュー」への報復だと疑われた。ハッカー集団は従業員の記録や新作映画、何千通もの機密メールも公表した。


破壊されたシステムがすべて復旧した今、ソニーに近い関係者らは、同社はこの騒動をチャンスに変えようとしていると話す。しばらく続く興行成績の不振を反転させるために、ロサンゼルスの映画スタジオの経営、運営体制が再編された。SPEはより筋肉質でコスト意識の高いアプローチを採用し、親会社とより緊密な絆を築けるとの期待が広がっている。


■映画製作のビジョン共有


こうした絆のカギを握るのは、ソニー最高経営責任者(CEO)の平井一夫氏と、ソニーの映画スタジオ、テレビ、音楽、音楽出版事業を統括するソニー・エンタテインメントのマイケル・リントンCEOの関係だ。


ソニーに近い関係者らによると、両氏はよりコスト効率の高い形で映画を製作、販売する必要性についてビジョンを共有しているという。これは2カ月前の人事に反映されており、フォックス・フィルムド・エンターテインメント元会長で「タイタニック」や「アバター」などの大ヒット作品の立役者だったトム・ロスマン氏がSPEのモーション・ピクチャー・グループの経営トップに任命された。


トム・ロスマン氏。2013年からソニー・ピクチャーズ傘下の映画会社トライスターを率いていた=AP


 


トム・ロスマン氏。2013年からソニー・ピクチャーズ傘下の映画会社トライスターを率いていた=AP


平井氏の支持を得てリントン氏に起用されたロスマン氏は、エイミー・パスカル氏の後を継いだ。パスカル氏は、ハッカー攻撃によってばつの悪い人種差別的なメールがオンライン上にリークされ、最も大きな打撃を受けた経営幹部だ。


SPEは過去2年ほど興行成績が振るわない。ハッキングは東京の経営陣に、本社が「ハリウッドの問題に介入している」との印象を与えることなく、パスカル氏の契約を更新せずに権限をリントン氏の手中に集中させる「口実」を与えたと往年のソニーウオッチャーは話す。





打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口