【ニューヨーク＝西邨紘子】玩具大手の米ハズブロが20日発表した１～３月期の決算は、売上高が前年同期比５％増の７億1350万ドル（約850億円）だった。ドル高が米国外の売上高の重荷となった。為替の影響を除けば同14％増と２桁の伸びとなった。

部門別の売上高では、主力の男の子向け玩具が10％増収。変形ロボット玩具「トランスフォーマー」などが好調だった。幼児向けは同22％、ゲームは同７％それぞれ増収となった。一方で、女の子向け玩具は16％減収と苦戦した。

純利益は前年同期比17％減の約2666万ドル（約32億円）だった。前年同期と比べ税金の費用が負担増となり、減益になった。１株利益は0.21ドルで、市場予想（同0.08ドル程度）を大きく上回った。