【ＮＱＮニューヨーク＝川内資子】22日の米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比88ドル68セント（0.5％）高の１万8038ドル27セントだった。中国での収益拡大への期待が強まったクレジットカードのビザなど好材料が出た銘柄が上昇し、相場を押し上げた。

中国当局が国内銀行のカード決済取引への海外企業の参入を認めたと伝わり、ビザの中国市場での収益機会が広がるとの見方を誘った。厳しい四半期決算/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXを受けて業績の底入れ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4E7E4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX期待が強まった外食のマクドナルドも上昇し、ダウ平均を押し上げた。

３月の中古住宅販売件数が前月比で市場予想を上回って増えた。米景気回復の鈍化懸念が薄れ、株式の買い安心感につながった面もあった。

ただ、目先の利益を確定する目的の売りも出て相場は午前中、安く推移する場面もあった。ダウ平均は午後にかけて持ち直し、上げ幅は一時100ドルを超えた。

ナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は同21.069ポイント（0.4％）高の5035.171と2000年３月10日以来ほぼ15年１カ月ぶりの高値で終えた。アップルなど時価総額/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE0E7E7E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの大きい銘柄が買われ、指数を押し上げた。

業種別Ｓ＆Ｐ500種株価指数は全10種が上昇。「ＩＴ（情報技術）」や「金融」、「電気通信サービス」の上昇が目立った。ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の売買高は約７億5000万株（速報値）、ナスダック市場（同）は約16億4000万株だった。

決算が９四半期ぶりに増収となった飲料のコカ・コーラが上昇。家庭や企業向けの大容量電池を月末にも発表すると伝わった電気自動車/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4E7E2E7E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX（ＥＶ）のテスラ・モーターズが大幅高。米国で独自の携帯電話サービスを始めると発表したグーグルも高い。

一方、決算で売上高が市場予想を下回った航空機のボーイングが下落。決算と同時に利益率が悪化するとの見通しを示した住宅建設のＤＲホートンは大きく下げた。