ハウステンボス（長崎県佐世保市）は11日、７月18日から入場料を一斉に引き上げると発表した。入場料にアトラクションを自由に遊べるチケットを加えた「１ＤＡＹパスポート」で、大人を従来より200円高い6400円にする。値上げは、大半の券種を100円上げた３月に続いて今年２回目となる。

今夏に、数億円を投じた映像アトラクションの開業や、健康をテーマにした施設や飲食店を新設する。値上げをしても、新施設などで顧客満足度を高められると判断した。値上げで新施設の投資分を回収する狙いもある。

１日券の料金は、中高生と65歳以上で200円引き上げ、それぞれ5400円と5900円とする。４歳から小学生は100円高い4000円となる。

オランダの宮殿の外観を再現した「パレス ハウステンボス」など、これまで無料だったエリアも有料にする。ハウステンボスの入場券がなく、関連ホテルなども利用していない場合、大人で1000円、４歳から小学生で500円かかる。

「３月の値上げ後も集客に目立った影響はない」（経営企画室）ことから、再度の値上げに踏み切る。４月25日～５月６日の入場者数は約15万人と、前年同期を14％上回った。