18日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は３営業日ぶりに小反発した。終値は前週末比５円77銭（0.22％）高の2573円66銭。一時は４月27日に付けた年初来高値（2576円46銭）を上回った。日経平均株価が約３週間ぶりの高水準を付けるなど堅調に推移したことを背景に、運用リスクを取って中小型株に資金を振り向ける動きが増えた。前週末に発表した決算を材料に、株価に明暗が分かれる企業も多かった。

ジャスダック市場の売買代金は概算で904億円、売買高は３億3065万株だった。一部低位株の商いが膨らんだことを背景に、売買高は昨年12月９日（４億7064万株）以来およそ５カ月ぶりの高水準だった。主力銘柄で構成するＪＡＳＤＡＱ―ＴＯＰ20は小幅に３日続落した。

個別銘柄ではイマジニアやガーラが上昇した。ＢＢタワーや倉元が下落した。

東証マザーズ指数は３営業日ぶりに小反落した。終値は前週末比1.78ポイント（0.19％）安の914.04だった。後場に入り、主力銘柄のミクシィがやや伸び悩み、相場全体の重荷となった。テラスカイやモルフォが下落した半面、そーせいやＡｉｍｉｎｇは上昇した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕