日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部は大相撲夏場所千秋楽の24日、臨時会議を開き、東関脇照ノ富士（23）＝本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋＝が初優勝すれば、場所後に大関昇進を諮る臨時理事会の招集を北の湖理事長（元横綱）に要請することで一致した。これまで理事会で昇進が見送られた例はない。

審判部の伊勢ケ浜部長（元横綱旭富士）は「優勝は重い」とし、仮に11勝４敗でも昇進に値すると明言した。初優勝の場合は、27日に開かれる名古屋場所の番付編成会議と理事会で「大関照ノ富士」が正式に誕生する。〔共同〕