住友生命保険が28日発表した2015年３月期の業績で本業のもうけを示す基礎利益は、住友生命とメディケア生命の合算で前の期比３％増の4050億円だった。円安によって外債の円建ての利息配当収入が伸びたことが貢献した。資産の運用では、国内株式の配当収入増加や約7000億円の外債投資積み増しなども寄与し、84億円の順ざやとなった。

売上高にあたる保険料収入は３％増の２兆5971億円だった。個人年金保険の販売が好調だったことが寄与した。個人保険と個人年金保険での利差益配当は２年連続で増配する方針を示した。

16年３月期の保険料収入は前期に比べて微増となる見通し。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕