福岡市教育委員会は29日までに、市立中学１年の女子生徒（13）が柔道部の練習中に技をかけられて転倒し、入院先の病院で死亡したと発表した。市教委によると、22日午後６時45分ごろ、２年の女子生徒（14）に大外刈りをかけられて転倒、頭と首を強く打ち、意識不明となり救急搬送された。病院で治療を受けたが、27日午前死亡した。

練習では顧問の30代の女性教諭とボランティアの男性２人の指導のもと、事前にかける技を確認して行う「約束稽古」をしていた。市教委は第三者委員会を設置し、事故原因を調べるとともに再発防止策を検討する。