2015年度の設備投資動向調査では、電機や素材産業が大きく伸びる製造業に対し、非製造業は2.0％増に鈍化する。投資額の大きい通信が３兆3811億円と14年度比10.3％減ることが響く。国内で人口減に直面している小売業や不動産も14年度より小幅の投資増にとどまり、国内景気をけん引する勢いには欠けそうだ。

全産業で投資額首位のＮＴＴは、3.2％減の１兆7600億円にとどめる。国内では通信事業が伸び悩…