関西電力が１日、家庭向けの電気料金を平均4.62％引き上げた。東日本大震災後では2013年に続き２度目で、７月には関西が全国で最も高い地域になる。16年４月からは家庭も電気の購入先を選べるようになる。関電の値上げは大阪ガスや東京電力には顧客獲得のチャンス。来春の電力小売り全面自由化を見据えた前哨戦が始まる。

関電の６月料金は標準家庭で8208円。７月は8001円と東電を上回る。原油安を反映した燃…