アジア・太平洋の戦争では商船・漁船など大量の民間船舶が軍に徴用され、激戦地で危険な輸送、監視業務に就いた。戦死者は６万人余り、戦死率は４割を超える高さだが、戦史では語られることが少なかった。そのなかでも終戦後に1000人以上が「戦死」したことと全戦没船員の３割が20歳未満の少年だったことは知られていない。10日、天皇、皇后両陛下出席のもと、これら戦没船員の追悼式が行われた。

旧厚生省の調べでは開…