【北京＝大越匡洋】中国景気の下振れ圧力が続いている。中国国家統計局が11日発表した５月の主要経済統計によると、生産はわずかに上向いたが、不動産を中心に投資が一段と鈍った。住宅販売は一部で持ち直しつつある半面、売れ残りの消化が主体で新規投資につながらない。中国が「７％前後」とする2015年の経済成長の目標を達成するには、追加金融緩和など政策対応の強化が避けられない見通しだ。

「投資資金を回収するた…