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ギリシャ3年債利回り、一時30%に迫る 債務不履行を警戒 |
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| 作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/6/16 7:11:03 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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アテネの土産物店の前で新聞を読む男性(15日)=AP 【ロンドン=黄田和宏】15日の欧州債券市場で、ギリシャの国債利回りが急上昇(価格は下落)した。取引の多い3年債利回りは一時29%台後半と30%に迫り、欧州債務危機後のピークだった4月下旬以来の高い水準となった。14日の欧州連合(EU)との交渉が不調に終わり、ギリシャ政府が債務不履行(デフォルト)に陥るとの警戒感が一段と高まった。 ギリシャ政府は14日、ブリュッセルでEUなど債権団と支援について協議した。ただ、目立った進展は見られず、今月末までに凍結中の支援再開で合意できなければ、「デフォルトになる可能性は極めて高くなる」(英バークレイズ)との見方が強まっている。
ギリシャは6月末に国際通貨基金(IMF)に債務を返済するため、15億ユーロ強を用意する必要があり、72億ユーロの支援再開は不可欠だ。市場では、18日のユーロ圏財務相会合での合意は困難で「25~26日のEU首脳会議まで交渉は持ち越しになる」(仏ソシエテ・ジェネラル)との見方が多い。 IMFへの返済が遅延すれば、ギリシャの金融機関から預金流出が加速する懸念がある。その場合、預金流出を阻止するための資本規制などが検討される見通し。こうした懸念から、ギリシャの銀行株は先週末からの2日間で一時3割近く下落した。 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は15日の欧州議会で、「ギリシャの銀行に支払い能力がある限り資金供給を続ける」と述べたが、状況が悪化すれば支援を得られなくなるおそれもある。 ギリシャ政府は7月中旬にはECBが保有する35億ユーロの国債償還を控えており、資金繰りは一段と厳しくなる。 ギリシャ懸念の高まりを受けて、15日の欧米株式市場でも売りが広がった。ドイツの株価指数DAXは一時2%安となり、節目の1万1000を下回る場面があった。米国株にも売りが波及し、ダウ工業株30種平均は一時1%安となった。 欧州の債券市場でも、投資家のリスク回避の動きが広がった。ドイツの10年債利回りが一時0.7%台後半と、今月初旬以来の低い水準をつけた。一方、債務問題の波及を懸念して、スペインでは10年債利回りが2.4%台後半と、昨年夏以来の高い水準をつけた。イタリアやポルトガルでも金利が上昇傾向にある。
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