経済産業省は2016年度から、高度な事故対策を採る高圧ガス施設への検査回数を減らす。通常は都道府県の担当部門が年に１度立ち入り検査に入っているが、６年に１度程度で済むようにする。安全な工場は検査のための操業停止を減らせるようにし、企業に保安体制の強化を促す。

高圧ガスは化学工場や石油精製工場など約３万の製造事業所で使われている。そのうち検査頻度を減らすのは、過去の膨大な運転情報を事故の予知に生か…