昨年63人が死亡・行方不明となる噴火災害のあった御嶽山（長野、岐阜県）の麓の長野県王滝村で１日、犠牲者の慰霊と山の安全を願う開山式が開かれた。同県木曽町と岐阜県下呂市は同日、火口から約２キロの範囲まで登山できるよう入山規制を緩和。

式は御嶽山の７合目に当たる王滝村田の原で開催され、観光関係者や地元自治体の関係者らが出席。

気象庁は６月26日、火山活動が低下傾向にあるため、噴火警戒レベルを３（入山規制）から２（火口周辺規制）に引き下げた。木曽町と下呂市は行方不明者の再捜索後、火口から約１キロの範囲まで入山規制を緩和する予定。〔共同〕