政府は２日、内閣官房参与に都市経済評論家の加藤康子氏（56）を任命した。産業遺産の保存と活用に関する専門家で、世界遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」に関する情報発信などを担当する。菅義偉官房長官は記者会見で「世界遺産登録に向けこれまで尽力してきた。参与として安倍晋三首相に様々な情報提供や助言をお願いしたい」と語った。

加藤氏は加藤六月元農相の娘で、加藤勝信官房副長官の義姉にあたる。加藤氏の任命で内閣官房参与は計14人になる。