【アテネ＝白石透冴】欧州連合（ＥＵ）が求める財政緊縮策の受け入れ賛否を問うギリシャの国民投票で、与党独立ギリシャ人党首のカメノス国防相は投票締め切り後の５日夜、「国民は脅しに屈しないことを証明した」と発言した。現地メディアが「反対」が僅かに優勢と報じたことを受け、反対が過半数となるとの見方を示した。

「ツイッター」にメッセージを投稿した。独立ギリシャ人は反緊縮を掲げる保守政党で、チプラス首相率いる急進左派連合（ＳＹＲＩＺＡ）と連立与党をつくっている。

一方バルファキス財務相も同日夜、ＥＵ側との財政緊縮策合意には時間がかかる可能性があることを示唆した。ツイッターで「24時間以内で合意できるかもしれないと話したのに、24時間で合意すると報じられた」とメディア批判の投稿をした。