【ニューヨーク＝伴百江】米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは21日、上場投資信託（ＥＴＦ）の運用ビジネスに参入した。傘下の資産運用会社ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント（ＧＳＡＭ）が設定した米大型株指数「ゴールドマン・サックス・アクティブベータ・インデックス」をベースにＥＴＦを組成した。チッカーシンボルはＧＳＬＣで、ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）に上場した。

米国のＥＴＦ市場は、個人や機関投資家の資金が大量に流入して急激に拡大。運用資産は約２兆ドル（約240兆円）に達している。ゴールドマンでは資産運用ビジネスを重視しており、潜在成長力が大きいＥＴＦに参入して新たな収入源に育てる考え。今後は小型株指数や海外株、新興国株指数をベースにしたＥＴＦも投入する計画。