全日本空輸は2015年度下期の国際航空貨物の輸送能力を前年同期に比べ１割強増やす。貨物専用機を追加するほか、旅客便についても貨物スペースが広い最新鋭機を順次導入する。米国の堅調な個人消費を背景に中国から北米に向かう貨物需要は伸びており、全日空は積極投資によって中韓のライバル航空会社を追い上げる考えだ。

製造業の空洞化などで日本発着の貨物需要は減少傾向にあるが、日本を経由して中国から北米に向かう国…