麻生太郎副総理・財務・金融相は25日の閣議後の記者会見で、世界経済の安定性について「極めて内容はバランスが悪い状況にある」との認識を示した。ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）が排ガス試験を巡る不正問題に揺れていることに関して、同社がドイツの輸出に占める割合が大きいことから「（ドイツの）ＧＤＰ（国内総生産）全体に与える影響は非常に大きい」と指摘。米国の現状なども踏まえ「日本が一番安定していると思っている」と述べた。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕