東京証券取引所は８日、東証アローズで「東証見学者500万人突破記念セレモニー」を開いた。同日午前は中学校と高校の計３校が見学。東証は1949年に戦後の取引開始とともに見学者の受け入れを始め、66年間で見学者500万人を突破した。訪れた中高生に宮原幸一郎社長は、ＮＴＴドコモ（9437）やソフトバンクグループ（9984）、グリー（3632）など、中高生に身近な携帯電話やゲーム企業も東証に上場していると紹介。「日ごろ縁遠いと思っている株式市場や上場会社は、実は大変身近なものということを、この東証見学をきっかけに理解していただきたい」とあいさつした。

セレモニーでは広島県立大門高校の生徒が打鐘。セレモニー終了後に東証内を見学するという愛媛県立今治北高校の男子生徒は「特別な日に来られてうれしい」と話していた。東証の見学者は修学旅行の中高生のほか、団体旅行の高齢者も多い。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕