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普段着での採用面接、官民で広がる 個性を見極め |
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| 作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/11/13 16:17:23 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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採用試験で普段着による面接を行う取り組みが役所や民間企業で広がっている。香川県三木町は今年、公務員の採用試験では珍しくスーツの着用を禁止。ソニーなども選考時の服装を自由にしている。自分らしさを表現できるきっかけにし、優秀な人材を確保する狙いだ。 10月13日午前、三木町役場に6人の受験者が集まった。ある女性は桃色のブラウスの上にベージュ色のカーディガン、濃い緑色のプリーツスカートにえんじ色のエナメルのストラップシューズという服装で現れた。 別の大学4年の男性は、上は白地に青色のチェック柄のシャツ、下はベージュ色のチノパン姿。面接終了後、「清潔感を意識して、着慣れた服を選びました。緊張はしたけど、会話が弾みました」と手応えを口にした。 受験者の個性や感性を見ようと、スーツの着用を禁止する面接を発案した筒井敏行町長(73)は「マニュアル通りではなく、主体的に動けるような人材を確保したい」と狙いを話す。町長を含め、面接官もジーパンにスニーカーなどの普段着で臨んだ。 和やかな雰囲気の中、アカペラで歌った男性や得意のダンスを披露した女性もいた。受験者からは「言いたいことを自由にしゃべれる」と好評だったという。 ソニーやハーゲンダッツジャパン、横浜銀行など、民間でも普段着面接を行う大手企業が増えている。 ソニーは2013年度入社の新卒採用から、ホームページ上で「大事なのは、中身」「自らの想いを素直に伝えられる、普段通りの服装で来てください」と掲げている。説明会や選考を通じて服装は自由だ。ただし他社の選考と日程が重なった場合などを想定し、スーツも禁止してはいない。 広報担当者は「リラックスした雰囲気づくりの一助になっているのではないか」と話す。 約2万人の学生の就職活動を指導してきた、ハナマルキャリア総合研究所(東京)の上田晶美代表によると、約20年前の女子学生はベージュや紺、グレーなど、様々な色のスーツで就活し、スカーフを身に着けることもあったという。 05年ごろから男女とも黒が主流になり、10年ごろからブラウスやシャツの色も白になったという。「制服のような安心感がある」「経済的に苦しく、1着で済ませたい」などが理由とみられる。 上田代表は「黒のリクルートスーツではその人らしさが見えにくい。採用側から自由な服装の着用をもっと積極的に呼び掛ける必要がある」と話している。〔共同〕
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