ジャスダック上場の大塚家具（8186）は18日、創業者で前会長の大塚勝久氏が筆頭株主でなくなる見込みになったと発表した。勝久前会長が同社株の売却を進めているためで、今後、第２位株主で大塚一族の資産管理会社である「ききょう企画」（東京・渋谷）が筆頭株主となる見通しだ。

勝久前会長は８月10日に三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券との間で、議決権ベースで4.9％に相当する95万株を売却する委託契約を締結。その後、17日付で関東財務局に提出した変更報告書から、来年３月末までに68万6500株（同3.5％）を追加売却する契約を締結したことが明らかになった。これらの売却が実行された時点で、勝久前会長の保有比率は６月末時点の18.88％から10.05％まで低下する。

ききょう企画の持ち株比率は10.21％で、勝久前会長の売却後の持ち分を上回り、筆頭株主となる。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕