中部には独自のサービスや技術力で業績を伸ばしている企業が多い。元気な企業の強さと課題を点検する。

「来週、車はございませんか」「月曜着なら荷物がありますが」

11月下旬、名古屋市中心部のトランコムの拠点では「アジャスター」と呼ばれる40人あまりの担当者が絶え間なくかかってくる電話の対応に追われていた。国内に32あるこうした情報センターこそ、同社の心臓部だ。

同社は独特の物流サービスで収益を伸ばし…