薬価1.3%前後引き下げへ 16年度改定、国・患者負担軽く
厚生労働省は4日、今年の薬の公定価格(薬価)がメーカーからの仕入れ値に比べて平均8.8%高いとする調査結果をまとめた。これを受けて、政府は2016年度の診療報酬改定で薬価を1.3%前後、引き下げる見通しになった。国費ベースの医療費で1400億円前後の削減につながるとみられ、国の財政負担や患者の自己負担が軽くなる見通しだ。
同日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に報告した。薬価算定では薬…