国内の空港に着陸しようとした航空機に地上からレーザー光が照射される事件が相次いでいる。大阪国際（伊丹）空港の事件では国内販売を禁じられている強力なレーザーポインターが使われた可能性が高い。惨事を招きかねない行為だが、基準を超える製品の使用自体を規制する仕組みはなく、敷地外からの照射は取り締まりも難しい。空の安全確保をめぐる新たな課題が浮上した。

10月17日夜、伊丹空港南東の上空。着陸態勢に入り…