【ナイロビ＝原克彦】世界貿易機関（ＷＴＯ）の公式閣僚会議は最終日の18日を過ぎても交渉を終えず、決着を19日に持ち越した。今後の交渉の枠組みを巡り、多角的通商交渉（ドーハ・ラウンド）の終了を目指す先進国と、維持を望む途上国が対立。農業は輸出補助金の撤廃で進展があったものの、インドが農家から穀物を買い取る自国の食料備蓄制度を認めるよう求め、難航している。

「良い勢いが出てきた」。議長国ケニアのアミ…