三菱ケミカルホールディングスは、時価で1000億円相当の持ち合い株を２～３年かけて売却する。炭素繊維や高機能フィルムといった成長事業への投資資金に充てる。株式の保有が事業に好影響を与える度合いを銘柄ごとに見極め、資金効率を高める。

三菱ケミは現在、約2400億円相当の持ち合い株を保有する。うち４割強を手放す方針だ。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループなど金融機関11銘…