米軍普天間基地（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設を巡り、総務省の国地方係争処理委員会は24日に開いた会合で、県の申し立てを却下した。国と県が法的に争う見通しの３つの舞台で第三者による初判断だが、県は審査を不服として提訴する方針のほか、別の抗告訴訟も準備しており、対抗姿勢は変わらない。国も一歩も引かぬ構えで、双方とも歩み寄る兆しさえ見せていない。

県の担当課の職員は24日夕方から係争処理委の…