【ワシントン＝河浪武史】米労働省が８日発表した2015年12月の雇用統計（速報値、季節調整済み）によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の雇用者数が前月に比べ29万２千人増えた。暖冬の影響で建設業などが好調で、増加幅は市場予測（約20万人）を大幅に上回り、雇用拡大を示すとされる20万人を３カ月連続で上回った。失業率も5.0％と低水準を維持している。

雇用統計は米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が利上…