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梶田さん「神岡の地で全力尽くす」 記念祝賀行事

作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2016/1/26 6:30:47 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長(56)の記念祝賀行事が25日、素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」のある岐阜県飛騨市神岡町で行われた。


梶田さんは県民栄誉大賞と飛騨市名誉市民顕彰を受け、「地元の皆さんが温かく迎えてくれ、35年間研究ができた」と感謝を述べた。そのうえで「神岡での研究はまだまだ続く。この地で全力を尽くす」と語った。


会場の神岡町公民館には地元住民ら約400人が集まった。梶田さんは研究内容を紹介しながら、「我々の研究は実験・観測から出てくるデータが勝負。技術的なバックアップが不可欠で、日本の技術力があって実現した成果だ」と指摘した。


市民からの質問にも答えて、「2001年のスーパーカミオカンデの事故の際、心が折れかけた。(兄弟子の)故戸塚洋二先生が研究者の心をひとつにしてくれて立ち直れた」と振り返った。市民から「富山市ではなく神岡町に住んでほしい」と要望されて、「一部の研究者はなるべく神岡にも住むようにしたい」と苦笑する場面もあった。





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