１月29日に行われたレスリングのヤリギン国際（ロシア）で不戦敗を除いて2003年以来、13年ぶりに敗れた女子58キロ級の伊調馨（ＡＬＳＯＫ）が１日、成田空港に帰国し「いい勉強になった。成長するきっかけと捉え、リオでいいレスリングができるように頑張る」と冷静に話した。

リオデジャネイロ五輪で４連覇を目指す伊調は決勝でモンゴル選手に０―10のテクニカルフォールで敗れ「途中で自分を見失った」と振り返った。07年５月のアジア選手権で不戦敗はあるが、闘っての敗戦は03年３月の国際大会で米国選手に負けたのが最後だった。

伊調は五輪の63キロ級で04年のアテネ大会からロンドン大会まで３連覇を達成。世界選手権は昨年まで10度制覇し、リオ五輪代表に決まっている。〔共同〕