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課税逃れ防止、国際的な対策強化求める G20共同声明

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/4/16 12:33:30 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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米ワシントンで15日、撮影に応じる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の出席者=AFP時事


主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は15日、共同声明を採択し閉会した。タックスヘイブン(租税回避地)を使った課税逃れ対策で、国際的な情報交換の仕組みについて「すべての関係国に遅延なく取り組むよう求める」とした。一定の水準を満たさない国には対抗措置を取る方針も示した。


各国首脳らとタックスヘイブンの関係を暴いた「パナマ文書」が流出し、税の透明性や公平性が揺らいでいることを踏まえて、国際的な枠組みを強化する。


声明では、銀行口座などの情報を交換し合う枠組みに参加するすべての国が、2017年のG20首脳会合までに一定の導入水準を満たすよう求めた。


G20は、非協力的な地域を特定するための客観的な基準を次回7月会合までにつくるよう経済協力開発機構(OECD)に指示。進捗(しんちょく)がみられない場合は、G20のメンバー国による「防御的措置が検討される」と踏み込んだ。声明では具体的な内容について言及していないが、税制上の何らかの制裁措置を想定しているとみられる。


世界経済については、「成長は引き続き緩やかでばらつきがある」と指摘。そのうえで「世界経済の見通しに対する下方リスクや不確実性は残っている」とした。経済成長を支えるには「すべての政策手段を用いる」ことが重要だとして、金融政策、財政政策、構造改革を組み合わせていくことを改めて確認した。


円高が進む為替市場については、「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に悪影響を与える」との認識で改めて一致した。


日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は閉幕後の記者会見で、「金融資本市場は十分に注視して、2%の物価安定目標にマイナスになるなら、ちゅうちょなく追加的な(金融緩和の)措置を検討する」と述べた。(ワシントン=大津智義、五十嵐大介)


■G20声明の主な内容


・成長は引き続き緩やかでばらつきがある


・金融政策、財政政策、構造改革のすべての政策手段を総合的に用いることを再確認


・為替レートの過度の変動は経済の安定に悪影響


・2017年のG20首脳会合までに、銀行口座などの情報を交換する枠組みに参加するすべての国、地域が一定の導入水準を満たす。進捗(しんちょく)がなければ「防御的措置」を検討


・国際通貨基金(IMF)を中心とする世界的な金融の安全網の強化を支持


・質と量を重視するインフラ投資の取り組みを再確認






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