エディオン、上新電機を提訴 「営業秘密を不正利用」
家電量販大手エディオン(大阪市)は25日、上新電機(同)に転職した元社員=不正競争防止法違反罪で有罪確定=が持ち出した営業秘密を不正利用されて損害を受けたとして、元社員と上新電機を相手取り、50億円の損害賠償などを求めて大阪地裁に提訴した。
エディオン側は、元社員の持ち出した住宅リフォーム事業の原価表や管理システムのマニュアルなどを利用して上新側が同様の事業を立ち上げ、利益を上げていると主張。こうした営業秘密によって作られた社内資料の廃棄も求めている。
上新電機は「コメントは差し控える」としている。
元社員の確定判決によると、元社員はエディオンの課長だった2013年10月と転職後の翌年1月、パソコンを遠隔操作するなどして営業秘密のデータを不正に取得した。