■プラティニ氏の資格停止期間を短縮 スポーツ仲裁裁判所（ＣＡＳ）は９日、欧州サッカー連盟会長のミシェル・プラティニ氏が国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）から受けた資格停止処分の期間を６年から４年に変更し、罰金も８万スイスフランから６万スイスフランに減額する決定を下したと発表した。プラティニ氏は「この決定は正しくない。欧州連盟の会長を辞任し、スイスの裁判所で身の潔白を証明したい」とコメントした。

プラティニ氏は２０１１年、ＦＩＦＡ前会長のブラッター氏がＦＩＦＡから不正支出した２００万スイスフラン（当時のレートで約１億７千万円）を受けとったとしてＦＩＦＡから処分されたが、ＣＡＳに提訴していた。ＣＡＳはプラティニ氏が過大な報酬を受け取っていたと認めたが、倫理規定違反の一部はなかったと判断した。（ロンドン＝河野正樹）