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地震の被災地に無情の豪雨 熊本、住民ら協力し救出活動

作者:未知 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/6/22 12:19:28 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语



木山川の堤防が決壊。赤茶色の水が田畑に流れ込み孤立した民家も見られた=21日午後1時31分、熊本県益城町、朝日新聞社ヘリから、森下東樹撮影







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最大震度7の地震に2度見舞われた熊本県を、今度は豪雨が襲った。20日夜から21日未明にかけて降った雨は、震災からの復興をめざす被災地にさらなる被害をもたらした。


ザザザーッ。眠っていた熊本県御船(みふね)町水越の立村幸雄さん(76)は21日午前1時ごろ、大きな音に気づいた。その後、家が倒れるような音も聞いた。


外の様子を見に出ると、激しい雨のなか、隣の渡辺義則さん(82)の家に土砂が流れ込んでいた。逃げ出した渡辺さんの妻が「まだ主人が家の中にいます」と、助けを求めてきた。


すぐに近所の5人ほどが集まり、消防団員3人も加勢して捜すと、家に閉じ込められ、毛布にくるまった渡辺さんを妻が見つけた。呼吸はしていたが、話しかけても返事はなかった。


みんなで土砂をかきわけて約3時間後に助け出した。渡辺さんは午前8時50分ごろに防災ヘリで病院に搬送された。頭に軽いけがをしていたが命に別条はないという。


立村さんは「雨がザーザー降って周囲の状況がよく分からなかった。また土砂崩れが起きるのではという恐怖もあったけど、懸命に助けました」と話した。


■「どうして災害ばかり続くのか」


「やっと余震が収まったと思ったら、今度は大雨か」。熊本地震で震度7の揺れに2度襲われた熊本県益城(ましき)町の住民は、疲れた様子で話した。






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