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アジア→米東海岸、20日短縮も パナマ運河拡張完了

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/6/28 9:10:24 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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パナマ市で26日、パナマ運河の拡張工事完了を祝う式典が行われ、開通した新ルートを中国の大型コンテナ船がゆっくりと通過した=田村剛撮影


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太平洋と大西洋をつなぐ中米のパナマ運河で26日、従来の3倍近い貨物量の大型船が航行できる新ルートが開通した。1914年の操業開始以降で最大となる拡張プロジェクトにより、従来よりさらに大型のタンカーなどが通過できるようになった。世界の海上輸送の流れに大きな影響を与えると見られている。


「今日はパナマにとって、そして世界にとって歴史的な瞬間となる」。開通式で同国のバレラ大統領はそう力を込めた。新ルートで最初となる中国の大型コンテナ船が汽笛を鳴らし、大西洋側から太平洋側へゆっくり通り過ぎた。2万人以上の出席者が国旗の小旗をはためかせて祝った。


全長約80キロのパナマ運河は、高さ26メートルの人造湖まで船を上げてから反対側に降ろす方式。船が通過できるように水面を昇降させる閘門(こうもん)と呼ばれる装置は、かつては最大規模の船にも対応できたが、船舶の大型化と共に次第に通れない船が増加。対応策として、従来の閘門の横に、より大型の閘門を新設する工事が2007年から進められてきた。工事は9年にわたり、総事業費は52億5千万ドル(約5370億円)だった。


従来の運河を航行できたのは長さ294・1メートル、幅32・3メートルまでの船。新たな閘門を使うと、長さ366メートル、幅49メートルまでの大型コンテナ船や大型タンカーにも対応できる。閘門自体の大きさは、長さが304・8メートルから427メートル、幅が33・5メートルから55メートルになった。


パナマ運河庁のマヌエル・ベニテス副長官は運河拡張の利点について、「アジアと米国東海岸を結ぶルートの貨物で特に顕著だ」と語る。これまでエジプトのスエズ運河やアフリカ南西端の喜望峰を経由していた大型船がパナマ運河を使えば、輸送の所要日数が20日前後も短縮できるという。






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