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内村選手の一言で看板商品に ブラックサンダーの縁

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/7/21 19:01:26 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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主力商品に成長した「ブラックサンダー」を手にする伊藤大介さん=19日、東京都小平市の有楽製菓


騒動は一本の電話から始まった。


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「体操の内村航平選手が御社のチョコレート菓子『ブラックサンダー』が大好物のようなんです。コメントをいただけませんか」


2008年北京五輪の前、たしかスポーツ紙の記者からだった、と製造元の有楽製菓マーケティング課長、伊藤大介さん(39)は振り返る。当時、社内に内村選手を知る社員はいなかった。これも何かの縁と思い、内村選手に320個入り1ケースを贈った。


内村選手はこの大会で銀メダルを獲得。同社には取材が殺到した。商品の発注も相次ぎ、2カ月分の在庫が1週間で底をついた。翌09年、販売数が1億個を突破。11年に工場を新設した。今では同社の売り上げの25%を占める看板商品に成長した。


ココアクッキーとビスケットをチョコで包んだブラックサンダー。実は1994年の発売当初は全く売れず、一度姿を消しかけた。ただ、なぜか九州での人気が根強かった。「内村選手も長崎育ち。小さいころ、身近な場所で手にとってくれたのかなと想像するんです」と伊藤さん。全社員にとって、内村選手が特別な存在になった。(山本亮介)






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