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地道な都知事4年、情熱と正義感が必要 片山善博さん

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/7/22 8:02:33 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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片山善博・慶応大教授


■都知事の資質とは 慶応大教授の片山善博さん(64)が語る


特集:2016都知事選


選挙は、候補者の見識と共感力、体力を見極める作業です。過去2回の知事選では、そうした候補者の品質管理ができていなかったのでしょう。


猪瀬直樹さんは、石原慎太郎さんに「次は君だ」と後継指名されたかどうかはともかく、急きょ出馬することになった。舛添要一さんは参院議員を辞めてフリーになっていたら、猪瀬さんが自滅した。2人とも知事になる準備ができていたのか。本来なら候補擁立の中心となり、候補者の品質管理に責任を持つべき政党も、彼らの一時的な人気に乗っかっただけでした。


石原さんや舛添さんは、国政で何かを成し遂げようとして挫折し、その代わりとなる日の当たるポジションを選んだように感じます。「都政のためにこれをやりたい」ということが本当にあったのかどうか。


マスコミも、都の経済規模が主要国のGDP(国内総生産)に匹敵するとか、都の財政が国家規模だとかおだてすぎです。有権者も都知事の力に期待をしすぎています。東京都が地方自治制度のなかで特別だとすれば、都制度が適用される唯一の自治体として、本来は市が所管する上下水道や消防業務なども23区内で担っている点です。つまり都は、県よりも地元の仕事が多い。海外に行ってパレードでオープンカーに乗り、無邪気にはしゃいでいる余裕はないはずです。


舛添さんは「世界一の福祉都市…






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