ロシア選手のリオ五輪出場可否の問題で、スポーツ仲裁裁判所（ＣＡＳ）は４日、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が科した出場条件の一部に強制力が無いとの判断を下した。ＣＡＳはロンドン五輪競泳２００メートル平泳ぎ銅メダリストのユリア・エフィモワやボート２選手の訴えの一部を認め、過去のドーピング違反歴を理由に出場権を奪う条件は選手の権利を侵害し、ロイター通信によると、一度の違反で二度罰することになると判断した。ほかのロシア選手の出場にも影響する可能性がある。

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ＣＡＳは、国際水泳連盟や国際ボート連盟に、３選手の出場資格を再検討するよう求めた。（リオデジャネイロ）