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早めの避難情報、悩む自治体 空振り増え「慣れ」懸念

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/10/5 17:13:08 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

豪雨などで発令される「避難勧告」などの避難情報は、市町村長が判断している。災害のたびに基準を見直す自治体が相次ぎ、早めの発令が増えている。ただ、「空振りが続けば避難してくれなくなる」と慎重な自治体もある。1カ月前の台風10号で19人が死亡した岩手県岩泉町でも試行錯誤が続く。


■台風対応に揺れた岩泉町


岩泉町は台風のたびに対応が揺れた。台風10号が上陸した日、岩泉町は山間部の一部にだけ避難勧告を出し、勧告が出ていなかった地区の高齢者グループホームで入所者9人が死亡するなど甚大な被害を出した。


5日後の9月4日、伊達勝身町長は町全域の9947人に避難指示を出した。雨は降っていなかったが、新たな台風12号が近づいていた。被害は出ず、避難指示は翌日に解除した。


伊達町長は「空振りに終わってもいいので、これ以上、町民の命を失いたくないという思いから踏み切った」と理解を求めた。


災害対策基本法は、災害の恐れ…





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