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王女メディアと歩んだ平幹二朗さん 記者が見た素顔は

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/10/24 16:12:57 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

写真・図版


平幹二朗さん=2009年8月、郭允撮影



23日に82歳で亡くなったことがわかった俳優の平幹二朗さんは、ギリシャ悲劇「王女メディア」(エウリピデス原作)のメディアを当たり役とした。嫉妬に燃え狂うメディアを、1978年、故蜷川幸雄さんの演出で44歳の時に初演、生涯で400回以上演じた。


俳優の平幹二朗さん死去 蜷川幸雄とのコンビで高い評価


「人生の半分ぐらいは王女メディアで生きてきました。普段でも思わずセリフが口をついて出てしまうなど、ぼくの体の中から消え去らない特別な役でした」と、この6月末に取材した時に話していた。「男は地位や世間体などしがらみの中で生きている。女の方が愛に生きることができ、思い切りの良さや潔さが出て演じていて面白い」


蜷川さんの演出舞台では、朗々とした地声で演じた。乳房をあしらった衣裳(いしょう)で、口から赤いリボンを吐く演出で評判を呼んだ。83年にはイタリアやギリシャでも上演、新しいメディア像として喝采を受けた。だが、この雄々しい王女メディアを演劇評論家の故扇田昭彦さんから「復讐(ふくしゅう)の思いがすごく強烈に出ているが、女としての悲しみが足りない気がする」と評されたことを、平さんは長く気にかけていた。


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