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迷惑メールを「潜入捜査」 警視庁、PCわざと感染

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/11/8 20:37:49 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

写真・図版


スパムメール予告の構図


警視庁のパソコンがウイルスに感染した! でも安心してください、実は「潜入捜査」なんです――。


警視庁は7日、スパムメール(迷惑メール)が拡散する前に、メール利用者に注意を促すサービスを始めた。同庁のパソコン1台を拡散させる側に潜入させ、事前察知できる仕組みを整えた。警察では、全国初の取り組みだ。


サイバー犯罪対策課によると、ウイルスが添付されたスパムメールの拡散をもくろむ攻撃者はまず、サーバーに攻撃指令を発信。すでにウイルスに感染した端末を「踏み台」にして、不特定多数の端末に大量のメールを送る。感染するとネットバンキングの不正送金に悪用される恐れがある。


同課はこの仕組みを逆手にとり、管理するパソコンの1台をわざと感染させ、踏み台の中に潜り込ませた。このパソコンで、拡散前にスパムメールの件名や本文を把握し、警視庁のツイッターアカウント、犯罪抑止対策本部(@MPD_yokushi)と広報課(@MPD_koho)で速報する。日本サイバー犯罪対策センターの加盟団体にも注意喚起する。


ただ、監視するサーバーは1台だけなので、事前把握できるのは週に数種類くらいになる見通し。同課は「少しでも感染防止に役立てば」としている。(阿部朋美)






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