バスケットボール男子のＢリーグで東地区の首位を走る栃木ブレックス。２０日の仙台戦に７８―６０で勝ち、通算１４勝２敗となった。チームを牽引（けんいん）するのが、ベテランの田臥勇太（３６）だ。Ｂリーグ初年度となった今季は、秋田での「凱旋（がいせん）試合」も経験した。

秋田の本拠戦があったのは、１０月２９、３０の両日。試合は、能代市で行われた。秋田・能代工高時代に高校総体、国体、選抜優勝大会の「高校３冠」を３年連続で達成した田臥にとって、能代での公式戦は高校以来だった。２日間でのべ約５千人が観客席を埋めた。

２９日、ウォーミングアップのためコートに登場した田臥を、敵地の観客は大きな歓声と拍手で迎えた。試合開始前には能代工高ＯＢで元日本代表の秋田・長谷川監督と田臥に花束が贈呈され、会場は温かい雰囲気に包まれた。

秋田は能代工高の長年の活躍の…