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警察署で散髪54年、署員も容疑者も 床屋のやっちゃん |
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| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/11/21 15:00:15 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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真剣な面持ちでなじみ客の髪をカットする森泰子さん。「仕事をしながら、命尽きるなら本望です」=宮崎市錦本町、金山隆之介撮影 宮崎県で唯一、警察署にある理髪店で54年にわたって髪を切り続けている女性がいる。「やっちゃん」と親しまれる理容師の森泰子さん(81)。時代が移り変わっていく中、はさみ片手に署員から留置場の容疑者まで、多くの人の相談相手も務めてきた。 宮崎市中心部を管轄する宮崎北署。4階に上がると、食堂近くに「理容室」と小さく書かれた看板が見える。8畳ほどの部屋にはテレビやソファ、そして鏡の前には席が一つだけ。髪を洗う洗面台は、客が頭を前に倒すスタイルで昔ながらの雰囲気が漂う。 宮崎県日南市で育った。宮崎市内の理容室に住み込んで働き、26歳で理容学校を卒業した。常連客だった警察官の勧めで、1962年に宮崎北署の前身にあたる宮崎署の理容室で署員らの髪を切り始めた。 営業時間は平日の午前10時から午後5時まで。正月やお盆の前になると予約が殺到し、多いときは1日に15人ほどを1人で散髪したこともある。散髪だけでなく、恋愛や人間関係の悩みも聞いてきた。冗談で笑わせたり「頑張れ」と励ましたり、激務の警察官たちの支えになってきた。 かつては短髪が求められた警察…
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